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「飛騨古川祭」紀行 2023年4月19日・20日

​越智 信喜

       アーティストステートメント

 

 4年ぶりに飛騨古川の街並みに賑わいを見せた。気多若宮神社の例祭でユネスコ無形文化遺産に指定されている伝統神事だ。

 飛騨の祭と言えば、飛騨高山祭を思い浮かべると思うが、その祭に負けず劣らずの優雅で躍動のある祭だ。

 古川祭を語るには、まず『起こし太鼓』である。19日の夜、大太鼓を載せた櫓を数百人のさらし姿の裸男衆が街並みを巡行する。大太鼓の上には男二人がまたがり、太鼓をたたく。その音が町中に響き渡る。

 また、朝早くから数体の獅子舞が各家を訪れ、祭囃子にあわせて踊りを舞い、邪気を祓う。その光景が二日間も町中で広げられる。

その他にも、磨き上げられた漆・彫刻など豪華な装飾で飾られた曳山屋台があり街中を曳行する。その屋台には、からくり人形や子供歌舞伎が演じられる。

 

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